2023年5月22日
大阪シーリング印刷株式会社
~伸長している「リユース市場」を製品でサポート~
水には強くアルカリ溶液できれいに剥がれる「アルカリ洗浄で剥離するラベル」開発
- 大阪シーリング印刷株式会社
- プレスリリース
- 製品情報
OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:松口 正)は、アルカリ溶液で剥がれる「アルカリ洗浄で剥離するラベル」の開発に成功したことをお知らせします。
本製品はしっかり貼付けができる粘着性がありながらも、アルカリ溶液に反応する糊を使用しているラベルです。水で剥離するラベルは従来からありましたが、糊の配合を調整することでアルカリ溶液に約10分浸漬することで糊の親水性が高まり、瓶などの容器と糊の接着面に水が入りやすくなり、容器からきれいに剥がすことができます。また、ラベル表面に印刷が施されていると、アルカリ溶液の浸透が妨げられ剥がれ難くなる場合がありますが、本製品はラベル全面に印刷されていても安定してきれいに剥がれます。
アルカリ溶液浸漬テスト 左:浸漬前、右:浸漬後
■開発背景
環境配慮の観点からリサイクル可能なガラス瓶を容器回収後に洗浄して再利用する取り組みがあります。その際、容器に貼っているラベルがきれいに剥離できないという課題がありました。環境保全の取り組みをOSPグループの製品を通じてお手伝いしたいと考えて開発に至りました。
■リユース市場規模の推移と予測
リユース市場は経済状況の大きな変化を転機に拡大しており、近年では前述の通り、SDGsの流れもあり2021年の市場規模は2兆6988億円(前年比11.7%増)で、12年連続で成長しています。そのうち、カテゴリー別で「日用品・生活雑貨」は754億円の市場があり、前年比9.8%と伸長していることから、今後も拡大すると予測されます。※出展:リサイクル通信「リユース業界の市場規模推計2022(2021年版)」より
■展示会「FOOMA JAPAN 2023」で初披露
本製品は、6月6~9日に東京ビッグサイトで開催される世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2023 」で初披露(参考出展)しますので、期間中ぜひブースへお立ち寄りください。
■製品概要
製品名:アルカリ洗浄で剥離するラベル
■大阪シーリング印刷株式会社 会社概要
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社名:大阪シーリング印刷株式会社
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所在地:大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8
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代表者:松口 正
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創業:1927年
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事業内容:シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージおよびラベラーの製造・加工、販売。
■OSPホールディングス 会社概要
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社名:株式会社OSPホールディングス
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所在地:大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8
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代表者:松口 正
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設立:1969年
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事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務
OSPグループは、1927年に創業した計15社(国内9社・海外6社)を展開する総合パッケージ企業で、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。創業以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。