デジタル印刷は、印刷用の版を必要とせず、デジタルデータから直接印刷する印刷方式です。
オフセット印刷やグラビア印刷で発生する製版・刷版工程がないため、初期コストを抑え、短納期で制作できます。
また、小ロット対応が可能であることによって、在庫を抱える必要がなくなり、不要在庫や原紙ロスを削減できます。
OSPグループでは、水性顔料インキを使った「水性デジタル印刷」の受注を積極的に推進し、制作工程における温室効果ガス及び廃液の排出量の削減と、版材などの資材消費の軽減に貢献します。
実績:2022年度、約157tのCO₂排出量削減(同年アナログ印刷機比 ※一部条件あり)
今までの「有処理版」の工程では、DTPデータをもとにレーザーで版に焼き付け、薬品洗浄することによって電力消費と廃液の発生がありました。
今後は「無処理版」に切り替え、現像機の省略、消費電力の軽減、廃液の削減に取り組みます。
また、水性インクジェット印刷の活用により、CO₂排出量の削減に取り組みます。
環境配慮型原紙の導入を推進し、社会活動に貢献します。
実績:2022年度、デジタル印刷受注件数を20%に引き上げ(前年一般シール印刷比)
デジタル印刷の活用により、グラビア印刷で必要だった版材の運搬や刷版工程が不要になります。
運搬エネルギー、廃版、廃ウエス、廃インキの削減に取り組みます。
実績:2021年度、約466tのCO₂排出を抑制(同年グラビア印刷比)