G20各国の足並みがそろわず、日韓を含む欧米諸国と中国・ロシアの対立が進み、材料やエネルギーのコスト高騰による影響を受け続け、世界経済の回復は減速しています。このような状況下、OSPグループは2025年4月に開幕する大阪・関西万博へ向け出口戦略を立て成長を追い求めていくことになります。引き続きSDGs推進を経営の柱に据え、活動を更に推し進めていきます。
近年、地震や集中豪雨などの天災に加え、さまざまな事故に伴うインシデントが発生しました。
私たちは、安全・品質・生産・コスト・人財・環境・事業継続について全体最適を図りつつ、ここに集う従業員による「安全・安心」の担保を最優先に教育訓練に励むことで、多方面から信頼いただける企業となるよう、安全・品質文化に溢れる風土を醸成いたします。
具体的には、グループ全体で温室効果ガス削減に向けた重点項目と目標値を掲げ、これらに向けた活動を実践することで業務を合理化し、資源エネルギー使用量の抑制や材料ロスを削減します。さらに、プラスチック使用量についても、削減に向けた商品開発とプロセス改善を図ることで、環境に配慮いたします。次に、事業継続のために活発な運用を行い、特に演習は計画・検証・評価のサイクルを回します。同時に事業影響度分析を徹底し、経営資源の最適化を進めることによって製品の安定供給に努めます。また、材料やプロセスをレビューしてフードコンタクトに配慮した製品を製造・供給するとともにSDGs活動を積極的に行い、働きがいと成長の調和を進め、社会や地域に貢献します。最後に、働き方の多様性や女性・高齢者・障がい者の活躍を十分に考慮し、すべての従業員が働きやすい環境を提供することでSDGsを含め、高い専門性を身につけるための教育訓練を行います。
私たちOSPグループはこれらの取り組みをはじめ、刻々と変化する社会の状況に応じた進化を止めることはありません。
シール・ラベル業界におけるリーディングカンパニーとして、サステナブル経営の水準を高めていき、ステークホルダーの皆さまにより一層信頼していただける企業を目指すため、2024年1月に「国連グローバル・コンパクト」へ署名し、参加企業として登録されました。
持続可能な社会の実現に向けて環境保全を意識しながら、豊かな暮らしを支えていく製品をご提案することで、社会の課題解決に貢献します。事業活動を通じて社会的責任を果たし、次の時代にも必要とされる企業であり続けられるよう変革に挑戦し続け、今後もさらなる企業価値の向上を図ります。
令和6年1月21日